トルン→グダンスク

トルンの宿を7時に出て、旧市街へ向かいます。正直もっと時間を割いておくべきだったと、相方共々、後悔。それぐらい美しく、個性的な街です。世界遺産に指定されているだけのことはあります。電車が出る時間は11時45分。それまでに駅に着いていれば問題ないということで、9時ぐらいをめどに宿に戻ろうと、街を散歩します。

世界遺産の街、トルン

壮大な規模の教会。ほとんどの建物はレンガでできています。しかもこれが、高い!トルンもやはり、大戦中にドイツ軍によって破壊し尽くされてしまった街なのですが、そこはポーランド人の骨太なところ。「建物のヒビ一本に至るまで忠実に」再現された町並み、実にすばらしいです。困ったことに(笑)写真を撮ろうとしても、ファインダーに収まりきらないことがほとんど。大きさが想像していただけるでしょうか?


一番手前が「フィアット・ポルスカ」ポーランドの大衆車です。かわいらしいでしょ?

ポーランドの犬は、どの犬もそうなのですが、本当におりこうさん。この子もご主人がお買い物をしている間、ちゃんと待っていました。
さて、宿に戻り、朝食をいただきます。ここもビュッフェ式の朝食となっています。温かい料理もたくさん。朝から食べ応え十分です。しかも、旨い。ハム、ソーセージに加え、ここではニシンをスモークしたものも。海に近くなっていることなんでしょう。実際ワルシャワよりは海には近い。そして、ニシンも旨かった。ポーランドは、旨い!

業務連絡

これまで、さんざん行った先で「あそこは旨い、ここはちょっと」なんて事を書きまくってきました。が、今回の旅で、あえて評価をするのをあきらめました。というのは、どこで、何を食べても、旨い。旨いんです。地元の人たちには「う〜ん…そこはどうかな?」と言われるようなところでも、とにかく旨い。で、評価をいちいちつけていたら、きりがないので、評価はこのたびが終わるまで、お預けにします。いや〜、帰ってから体重計が怖いかも…

トルン→グダンスク

宿を出て、タクシーでトルンの駅に向かいます。お宿のフロント嬢は、今朝も愛想良く、素敵な笑顔でお見送りしてくれました。ネットにつなげたことといい、朝食、部屋の具合といい、この宿はよかったです。市街地からは歩いて10分程度。これぐらいなら、十分許容範囲でしょう。しかも、料金は日本円で8000円程度。本当にありがとうございました。また来ますよ!必ず!

トルンの駅に着き、電車を待つことしばし。が、私たちの乗る電車が、どこに着くかわからない。で、ホームにいたお姉ちゃんに「グダンスク行きはどこから出ますか?」と聞いたところ、「ワタシは違う方面なので、わからないけど…」と、時刻表が貼ってあるところに行き、わざわざ調べてくれました。お姉ちゃん、どうもです。で、結局ホームを間違えていたようで、移動です。ここは、地下道などがないので、移動は比較的楽ちんです。ホームでさらに近くにいたお姉ちゃんに確認。「グダンスク行きはここでいいの?」「いいですよ」とのこと。ようやく安心して一段落です。時間になっても電車が来る様子がありません。まぁ、遅れるのはいつものこと。待っていると、今のお姉ちゃんが「15分ぐらい遅れるみたいだよ」と、わざわざ教えに来てくれました。アナウンスがわかっていないと思ったのでしょう。でも、助かりました。お姉ちゃん、どうもありがとうです。
やってきた電車に乗り込みます。電車ではおじいちゃんと、40前後のお兄ちゃんが一緒。3時間ほどでグダンスクに到着です。

グダンスク・ワタクシ達の宿はどこだぇ?

駅からタクシーで宿に向かいます。今日から3泊、お世話になるお宿は「Angera」という宿です。タクシーの運ちゃんに、予約書を見せると、すぐに走り出してくれました。結構有名な宿のようです。で、到着。10ズオティなり。400円程度ですから、安いものですね。で、フロントに行くと、「その道を登って100メートルぐらい行ったところのバス停の脇、オレンジ色の家で声をかけてくれ、とのこと。オーナーさんの住まいなのかと、向かって、話してみます。おばちゃんが一人、出てきました。彼女はポーランド語しか話せないようです。らちがあかないので、ホテルに帰って「どこかわからないんだけど?」と聞き直すと「連絡はしてあります。オレンジの家ですから」と。連絡はしてある?ん?
結局おばちゃんの家が正解でした。要するに、部屋が一杯だったのでしょう。ホテル側がおばちゃんの家(といってもちゃんとしたもの。宿の看板が出ていましたから)を借りたようです。おばちゃんの話「Angelaがワタシの宿を手配した」とのこと。それならそうと、ちゃんと話してもらいたいものです。宿側の不手際です。
ですが、部屋はまぁまぁ。かわいらしい部屋です。おばちゃんの難しいポーランド語での説明「何番のバスは旧市街で終点だから、行くならそのバスに乗りなさい」とか、色々でした。

旧市街へ

とりあえず荷物をおいて、街に出ます。バスに乗るのは初体験。ポーランドのバスは、切符を自分で改札しないといけません。で、バス停周りには、通常、キオスクという売店があるのですが、時間のせいかしまっています。で、周りにいた人に聞くと、「車内でも買えるよ」とのこと。半信半疑で、バスの運ちゃんに聞いてみると、切符を渡してくれました。3枚綴りで4.2ズオティ。1枚(1回)あたり1.4、日本円で60円という安さ。これがポーランドと日本の物価の違いなのでしょう。10分もたたずに、旧市街に到着です。
今日はまず、下見ということで、ざぁっと見て回ります。トルン同様、ここも世界遺産に指定してあげた方がいいんじゃないの?と思うぐらいの町並みです。ざっと流して夕食をとることに。大通りから一本入ったところにある、オープンテラスのお店「KOS」さんへ。ポーランドにはこうした店がたくさんあります。英語の解説が書いてあるメニューがおかれているところも多いので、助かります。で、ポーランドの代表的なスープ「ジューレック」と、ピザを注文。一人分のようですが、ここはポーランド、5割増しになることを想定してのオーダー。で、出てきました。日本のピザやで頼むMサイズ級のピザと、大きな器に入ったスープ。さすが5割増。そしてこの「ジューレック」が旨い。酸味のあるスープですが、それほど気にならない。むしろ、それがいい感じ。チーズがおいしいので、ピザもさすが。お腹一杯になりました。ビールを350ml一杯、500ml一杯、グラスワインを一杯飲んでいい気分。で、お値段なんと25ズオティ。1000円でっせ!?どないしましょ?
帰りに水とビールなど、と思い(まだ飲むか)コンビニのようなものを探しますが、ポーランドでは一般的でないようで、唯一それらしいお店「zabka」さんへ。買い物をして、レジの女の子に「タクシーって、どこかにいるかな?」と聞くと「このあたりにはいないよ」とのこと。「呼んでくれないかな?」と頼むと、なんとかOK。ですぐにタクシーが来ました。女の子にチップを多めに渡すとにっこり。宿に帰って、ビールを飲んで寝てしまいました。