家族の風景

その後、いったん家に戻って用事を済ませ、今日の目的地チェンストホーファへ。「すぐだよ」という言葉でしたが、車で約2時間。
車内では女性3人が後ろの席、ワタクシとKは前に座りました。Kといろいろ話していました。後ろの女性3人も盛り上がっていたようです。相方の持っていった「旅の指さし会話帳ポーランド」という本を出して、Mが相方の発音をチェック。Iも横で聞きながら相方と話をいろいろ。I には「ポーランド語の日常会話」という本を昨夜プレゼントしていたので、その本と首っ引きで話をしていました。Iは、相当この本が気に入った様子で、僕たちと一緒の時間、いつも持ち歩いていました。考えてみたら、当たり前やね(笑)
途中、Kの生まれた街を通ります。「ピョートルクフ・テゥリブナルスキ」舌を噛みそうな名前のこの街で、彼は生まれました。彼の生まれた病院の前を通るとき「僕はここで生まれたんだよ」と。

ハイウェイのような広い道を通って、チェンストホーファに到着。ここは、彼らが在籍していた大学がある街で、いわゆる「学生の街」。きちんと整備された街並です。「僕らはここに住んでいたんだ」とK。在籍中にIと出会って、結婚したんだそうな。出会いのきっかけを聞いたら「パーティーで」と。合コンか?
ここでしばしお昼に。入ったレストランではピザが大きすぎると思って、「ケバブ」を注文。ポーランドでははやっているらしく、どの街に行ってもケバブ屋があったような。出てきたものは…はい、5割増。さらに出てきた直径50センチはあろうかというピザを含めてみんなで完食。ごちそうさまでした。お腹いっぱい。
その後、街の大聖堂へ。けっこう有名なところらしく、参拝の人でごった返しています。Iは敬虔なキリスト教徒なんでしょう。入口の聖水(なのかな?)で手を清めて聖堂へ。両膝をついて、一心にお祈り。
こうした建物の中では、神々しいというか、雰囲気に気圧されてしまって、写真を撮ることがなかなかできません。で、このときも結局とれず。でも、美しかった。また行ってみたいものです。
この日は若い人たちがたくさん集まっていました。なにか大切な行事のようでした。
ここでも記念写真を撮りました。その他に、ワタクシの持っていたカメラの試し撮りをちょっと。Kは、僕のカメラがいたく気に入ったようで、「同じのがほしいな」と。値段を聞いて二度びっくりしていたようで、日本に帰ったら送ってあげることに。同じ値段で見つかるかな?
その後、家に戻り、しばしみんなで話します。ワタクシの得意技(笑)、切り紙を披露すると、みんな驚いて、感心していました。
Mが眠った後、用意してくれていた「超高級」ウォッカを飲んで就寝。今日はゆっくり眠れそうです。
それにしても、ホント、仲良し家族。素敵な3人です。